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2019年10月8日(火)

「グリーン投資の促進に向けた気候関連情報活用ガイダンス(グリーン投資ガイダンス)」を公表しました。

2019年10月8日、TCFDコンソーシアムは「グリーン投資の促進に向けた気候関連情報活用ガイダンス(グリーン投資ガイダンス)」(以下、「グリーン投資ガイダンス」)を公表しました。本ガイダンスは、投資家等がTCFD提言に基づく開示情報を読み解く際の視点について解説を行っています。また、本ガイダンスを通じて投資家等の視点に対する企業側の理解が深まることも期待されます。
なお、本ガイダンスはTCFDサミット(2019年10月8日開催)において、TCFDコンソーシアムの伊藤会長より紹介されました。

1.背景

TCFDへの賛同企業が増加していますが、TCFD提言に基づく開示はまだ緒に就いたばかりです。今後の開示進展に伴い、開示情報を活用して気候変動に対応する企業行動を後押しする投資(グリーン投資)を増加させることが期待されています。そのためには、TCFD提言に基づいて企業が開示した情報を投資家等が、適切に評価・利活用し、投資判断に繋げていくことが重要です。

このような考えの下、TCFDコンソーシアムでは、企画委員会及び情報活用ワーキング・グループを通じて、会員の皆様からご意見を頂きつつ議論を重ね、投資家等がTCFD提言に基づく開示情報を読み解く際の視点について解説を行った「グリーン投資ガイダンス」をとりまとめました。

2.ガイダンスの概要

第1章(前文)
本ガイダンス策定の意義、位置付け等に加えて、基本的な考え方として、以下3つの観点から「環境と成長の好循環」の実現を目指すことを示しています。
・企業価値向上につながる建設的な対話(エンゲージメント)の促進
・気候変動に関するリスクと機会の把握及び評価
・脱炭素化に向けたイノベーションの促進と適切な資金循環の仕組みの構築

第2章(ガイダンスの構成)
本ガイダンスの構成について、「IIRC(国際統合報告フレームワーク)」及び「価値協創ガイダンス」を参考に、TCFD提言における開示推奨項目との比較を行う形で整理しています。

第3章(各論)
第2章での整理に基づき、気候関連情報の活用にあたり重要な要素として「ガバナンス」、「戦略とビジネスモデル」、「リスクと機会」、「成果と重要な成果指標(KPI)」の4項目について解説を行っています。また、開示情報を活用した実際の投資行動への反映事例や産業の実態に即した評価等の視点を交えた解説も示しています。

3.今後の方向性

本ガイダンスは今後「グリーン投資」を推進していくための第一歩として作成しています。今後のTCFD提言に基づく開示やグリーン投資の進展に伴い、TCFDコンソーシアムにおける議論を通じて、更なる解説の拡充・改訂を検討していく方針です。